さんざん探したのよ!
気持ちはわかりますが
今そこにないのは事実です
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娘の病院の受診に付き添って行ったときのこと
ちょうど受付近くのイスに座っていたら
診察券がないと何度も言っているオバちゃまが
目に入りました
どうやら前回もなかったらしく
次回なければ再発行になるという説明の途中で
「さんざん探したのよ!」
「ないですか…再発行には200円かかりますので次回までにもう一度…」
「だからないのよ!探したんだから!」
その後も同じようなやり取りは続き
受付の方は大変そうでしたが
(気持ちはわからないでもないけれど…)
他人事なのをいいことに
(むしろ他人事だったから)
冷静に分析している自分がそこに居ました
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あって欲しいものがそこにない
必要なものが手元にないというのは
不安だろうし
やりきれなさや
残念な気持ちがあふれてくる
たしかにそうかもしれません
(私ならそう感じます)
だけど
ないものはないのです
私自身も
あれがないこれがないと
探しモノをすることがありますが
どうしても必要なモノや重要なモノならば
「この地球上のどこかにはあるのだから」
そんな風に自分を励ましながら
せっせと探索作業に取りかかりますが
ある程度気が済むまで探したけれど
それでも見つからないときは
新たに購入するとか
再発行の手続きなどにサクッと切り替えるようにしています
「必要だけどここにはない」
それを受け止めるのも
それ以上のイライラを引き受けないために
できることのひとつだと私は考えます
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ちなみに
私の一番最近の探しモノは
独身時代に買ったピアスてした
もうダメだ
残念だけどあきらめよう
気持ちを切り替えた翌日
別のモノを取り出しているときに
予想だにしていないところから
ひょっこり顔を出しました
(ここにおったのか!)
あんなに探して見つからなかったのに
探すのをやめたらアッサリ出てくるなんて
有名な歌の歌詞にもあるけれど
よくある話です
そんなときは
「みなさん…お元気ですか…フフッフ~♪」
サングラスをかけたつもりで
あの方のモノマネをすることにしています
(ただし誰にも気づかれないよう小声で)
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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